アントニオ・コンテは、ヨーロッパを代表するサッカー監督です。
ですが、
・アントニオ・コンテってどんな人?
・アントニオ・コンテが作った最高のチームは?
など気になる方もいるでしょう。
そこで、今回はアントニオ・コンテが監督したチームや教え子などを紹介していきます。
アントニオ・コンテの基本情報
アントニオ・コンテはイタリア出身のサッカー監督です。
名前 | アントニオ・コンテ(Antonio Conte) |
---|---|
出身 | イタリア レッチェ |
生年月日 | 1969年7月31日 |
選手としての実績
アントニオ・コンテは、選手としても闘将の異名で評価を受けたミッドフィルダーでした。
イタリアの街クラブ、レッチェから名門ユヴェントスへ移籍し、その後、10年以上在籍、キャプテンとしてもプレーしていました。
また、コンテはイタリア代表キャップも持ち、1994年のアメリカワールドカップにも出場しています。
アントニオ・コンテが監督したチーム一覧
期間 | チーム | 役割 |
---|---|---|
2005-2006年 | シエナ | アシスタントコーチ |
2006年 | アレッツォ | 監督 |
2007年 | アレッツォ | 監督 |
2007-2009年 | バーリ | 監督 |
2009-2010年 | アタランタ | 監督 |
2010-2011年 | シエナ | 監督 |
2011-2014年 | ユヴェントス | 監督 |
2014-2016年 | イタリア | 監督 |
2016-2018年 | チェルシー | 監督 |
2019-2021年 | インテル | 監督 |
2021-現在 | トッテナム | 監督 |
リーグ制覇5回
アントニオ・コンテは、イタリアセリアAのスクデットを通算4回、プレミアリーグを1回制覇しています。
現在はトッテナムの監督
コンテは2020-2021シーズンを持ってインテルの監督を退任しました。
その後、フリーとなっていましたが、プレミアリーグの古豪トッテナムが2021年11月1日に監督のヌーノ・エスピーリト・サントを解任しました。
その後任候補としてアントニオ・コンテがトッテナムの監督に就任しています。
マンチェスター・ユナイテッドの後任候補だった!?
トッテナムの噂がでる以前はプレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドの成績不振によって、監督のオーレ・グンナー・スールシャールが解任され、その候補候補として名前が挙がっていたのがアントニオ・コンテでした。
アントニオ・コンテが監督した完成度の高いチーム
アントニオ・コンテが監督したチームで完成度が高かったチームを紹介していきます。
ユヴェントス(2011-2012シーズン)
シエナをセリエAに昇格させた手腕が評価され翌シーズンの2011-2012シーズンに、コンテは低迷していた名門ユヴェントスの監督に就任しました。
就任1年目の2011-2012シーズン、コンテに率いられたユヴェントスは開幕から優勝に向かってひた走り、23勝15分0敗という驚異的な成績で無敗優勝を達成。
当時の主力メンバーは、イタリアが誇る名パサー、アンドレア・ピルロを筆頭に、生え抜きのクラウディオ・マルキージオ、強固なディフェンスラインをアンドレア・バルザーリ、ジョルジョ・キエッリーニ、レオナルド・ボヌッチなど粒揃いのメンバーでした。
チェルシー(2016-2017シーズン)
イタリア代表監督をつとめた後、前シーズン低迷していたチェルシーの監督に就任しました。
迎えた2016-2017シーズンは終盤にトッテナムに肉薄されますが、逃げ切り2年ぶりのプレミアリーグ優勝を達成。
当時の主力メンバーは、ベルギーが誇る天才ドリブラーのエデン・アザールやレスターから移籍してきた中盤の要エンゴロ・カンテ、守護神ティボ・クルトワなど攻守にバランスの良い選手を揃えていました。
インテル(2020-2021シーズン)
アントニオ・コンテがユヴェントスを優勝に導いた2011-2012シーズンから、長らくユヴェントス1強時代が続いたセリエA。
10連覇に挑んだユヴェントスを退け、2020-201シーズンに11年ぶりのスクデット獲得を達成したのが奇しくもアントニオ・コンテ率いるインテルでした。
このシーズンは、開幕当初に低調な試合もありましたが、シーズン後半は怒涛の勢いで勝ちまくり、28勝3敗7分の成績で優勝を掴みました。
また、この優勝でコンテ自身4度目のスクデット獲得となりました。
この年の主力メンバーには、ロメロ・ルカクとラウタロ・マルティネスという強力2トップを筆頭に、中盤でゲームを支配するクリスティアン・エリクセンやマルセロ・ブロゾヴィッチ、ディフェンスラインにはミラン・シュクリニアルやステファン・デ・フライなど攻守にリーグ屈指のタレントが揃った布陣でした。
コンテの戦術
コンテはイタリア出身の監督ということもあり、守備意識が非常に高い監督です。
特に、システムでは3バック戦術を好み、ボール保持すると最終ラインが広く幅をとりアンカーの選手を含めてビルドアップしていきます。
結果的に中盤でのパス回しはなくなり、前線に多くの選手が並ぶ攻撃的な布陣を引くことができます。
逆に、相手にボールがわたったディフェンス時には両ウィングバックが引いて5バックのような形をとります。
アントニオ・コンテの教え子は?
アントニオ・コンテの教え子として有名な選手をまとめました。
ラウタロ・マルティネス
アントニオ・コンテ率いるインテルのエースとして君臨し、ルカクと共に強力2トップを形成したラウタロ・マルティネス。
インテル加入初年度の2018-2019こそ控えにまわる機会が多かったものの、コンテがインテルの監督に就任した2019-2020シーズンからレギュラーとして試合を決定付ける仕事をこなしています。
この投稿をInstagramで見るマルセロ・ブロゾヴィッチ
インテルの中盤で圧倒的な存在感を放つクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾヴィッチ。
コンテ就任以前からインテルでの出場機会を掴んでいましたが、コンテ政権下も安定したパフォーマンスを発揮し、チームに欠かせない選手として君臨していました。
この投稿をInstagramで見るジョルジョ・キエッリーニ
イタリア屈指のセンターバックであり、長年ユヴェントスを支えるジョルジョ・キエッリーニ。
アントニオ・コンテとは、ユヴェントス時代の2011-2014とイタリア代表の2014-2016までコンテの下プレーしました。
この投稿をInstagramで見るレオナルド・ボヌッチ
キエッリーニと同じく、ユヴェントスとイタリア代表でコンテ戦術の重要なキープレイヤーとして活躍したレオナルド・ボヌッチ。
特に、ユヴェントス時代はなかなか出場機会がなかった中、コンテ就任後に彼が好む3バックの中央に配置されたことで能力を遺憾なく発揮できるようになりました。
この投稿をInstagramで見るアントニオ・コンテ以外の世界的な監督は?
アントニオ・コンテ以外にも世界には名将と呼ばれる監督が多くいます。
その中でも、オススメの監督を紹介していきます。
ユルゲン・クロップ
ユルゲン・クロップは、ドイツを代表する監督の一人です。
驚異的なハイプレス「ゲーゲンプレス」の使い手で縦に早くカウンター仕掛けるスタイルでドルトムントやリバプールの躍進を支えています。
ジョゼ・モウリーニョ
ジョゼ・モウリーニョは、ポルトガルを代表する監督の一人です。
現実路線の戦術でチェルシーやインテル、レアル・マドリードなどでリーグ優勝を果たした優勝請負人として有名な監督です。
ジョゼップ・グラウディオラ
ジョゼップ・グラウディオラは、スペイン出身の世界的監督です。
バルセロナやバイエルン、マンチェスターシティといった名門クラブの監督を歴任してきており、攻撃的なパスサッカーを信条としています。
ディエゴ・シメオネ
ディエゴ・シメオネはアルゼンチンが生んだ最高の監督の一人です。
アトレティコ・マドリードで長期政権を築き、レアル・マドリードに対抗するまでの力をつけたチームを作り上げました。
アントニオ・コンテが監督したチーム最後に
アントニオ・コンテは、これまで様々なチームを率いてきました。
年齢的にもまだまだ現役ですので、今後も良いチームを生み出していくことでしょう。
また、既に後世に残る最高のチームと功績を挙げてきていますので、興味のある方はアントニオ・コンテの今後の活躍に期待してください。