ジョー・マドンは、MLBを代表する監督です。
ですが、
・ジョー・マドンってどんな人?
・ジョー・マドンが作った最高のチームは?
など気になる方もいるでしょう。
そこで、今回はジョー・マドンが監督したチームや教え子などを紹介していきます。
ジョー・マドンの基本情報
ジョー・マドンはペンシルバニア州出身のMLB監督です。
名前 | ジョー・マドン(Joseph John Maddon) |
---|---|
出身 | アメリカ ペンシルベニア州ルザーン郡ヘイズルトン |
生年月日 | 1954年2月8日 |
ラファイエット大学出身
ジョー・マドンはラファイエット大学に入学し野球チームとアメリカンフットボールチームでプレーしています。
マイナーで捕手としてプレー
ジョー・マドンは大学卒業後、マイナーリーグヘ進みました。
当時のポジションはキャッチャー。
しかしながら、メジャー昇格することはなくマイナーリーガーとしてプレーし引退しています。
MLB通算1278勝
ジョー・マドンは2020年シーズン終了時点で監督としてレギュラーシーズン通算1278勝を記録しています。
通算勝利数が多い監督は以下の通りです。
順位 | 勝利数 | 監督名 | 主なチーム |
---|---|---|---|
1位 | 3,731勝 | コニー・マック | パイレーツ、アスレチックス |
2位 | 2,763勝 | ジョン・マグロー | オリオールズ、ジャイアンツ |
3位 | 2,728勝 | トニー・ラルーサ | アスレチックス、カージナルスなど |
4位 | 2,504勝 | ボビー・コックス | ブレーブス、ブルージェイズ |
5位 | 2,326勝 | ジョー・トーリ | ヤンキース、ドジャースなど |
6位 | 2,194勝 | スパーキー・アンダーソン | レッズ、タイガースなど |
7位 | 2,158勝 | バッキー・ハリス | セネタース、タイガースなど |
8位 | 2,125勝 | ジョー・マッカーシー | ヤンキース、カブスなど |
9位 | 2,040勝 | ウォルター・オルストン | ドジャース |
10位 | 2,008勝 | レオ・ドローチャー | ドジャース、ジャイアンツなど |
ジョー・マドンが携わったチーム一覧
期間 | チーム | 役割 |
---|---|---|
1994-2005年 | アナハイム・エンゼルス | コーチ |
1996年 | カリフォルニア・エンゼルス | 監督代行 |
1999年 | アナハイム・エンゼルス | 監督代行 |
2006-2014年 | タンパベイ・レイズ | 監督 |
2015-2019年 | シカゴ・カブス | 監督 |
2020-現在 | ロサンゼルス・エンゼルス | 監督 |
ワールドシリーズ制覇経験あり
ジョー・マドンは2016年にシカゴ・カブスを率いてワールドシリーズを制覇しています。
当時のカブスはリグレーフィールドのヤギの呪いによって108年間ワールドシリーズ制覇から遠ざかっていましたが、悲願の優勝となりました。
ワールドシリーズ優勝経験のある現役監督
2021年現在、現役のMLB監督でワールドシリーズ優勝経験があるのは下記の監督達です。
監督名 | 優勝回数 | 優勝チーム |
---|---|---|
トニー・ラルーサ | 3回 | アスレチックス、カージナルス |
テリー・フランコーナ | 2回 | レッドソックス |
ジョー・マドン | 1回 | カブス |
アレックス・コーラ | 1回 | レッドソックス |
A.J.ヒンチ | 1回 | アストロズ |
ジョー・ジラルディ | 1回 | ヤンキース |
デーブ・マルティネス | 1回 | ナショナルズ |
デーブ・ロバーツ | 1回 | ドジャース |
現在はエンゼルス監督
ジョー・マドンは2020年からロサンゼルス・エンゼルスの監督をつとめています。
2021年は大谷翔平選手が所属していますので、今シーズンの飛躍に期待しましょう!
ジョー・マドンが特筆した成績を収めたチーム
ジョー・マドンが監督したチームで完成度が高かったチームを紹介していきます。
レイズ(2008年シーズン)
ジョー・マドンが名将として認知されたのは、2008年にタンパベイ・レイズをワールドシリーズ進出に導いたシーズンでしょう。
チーム創設から長らく低迷していたレイズを初の地区優勝、そして一気にワールドシリーズ進出チームに押し上げました。
マドンはこのシーズン、投手陣が好調で守備も固いチームを作り上げていました。
当時の主力メンバーには、新人ながらチームの柱として大車輪の活躍をしたエバン・ロンゴリアを筆頭に、リードオフマンとしてチームを引っ張った岩村明憲、ベテランスラッガーのカルロス・ペーニャといった野手陣に加えて、ジェームス・シールズ、スコット・カズミアー、マット・ガーザなどの投手陣と充実した戦力でした。
カブス(2016年シーズン)
カブスを108年ぶりのワールドシリーズ制覇に導いたのが2016年シーズンでした。
この年はカブスの監督として迎えた2年目のシーズンでしたが、開幕から優勝に向けて直走りレギュラーシーズンを103勝58敗の好成績で突破。
ポストシーズンでもジャイアンツ、ドジャースを退けてワールドシリーズに進出。
テリー・フランコーナ率いるインディアンスとの激戦を制しワールドシリーズ制覇を達成しました。
当時の主力メンバーは、クリス・ブライアントやアンソニー・リゾ、ベン・ゾブリースト、カイル・シュワーバーといった打力のある野手陣を揃え、投手陣にもジョン・レスター、ジェイク・アリエタ、ジョン・ラッキーなど豪華スターター陣、守護神にアロルディス・チャップマンを揃えたスター軍団でした。
ジョー・マドンの教え子は?
ジョー・マドンの教え子として有名な選手をまとめました。
エバン・ロンゴリア
ジョー・マドン率いるレイズの4番を長らく勤めたのがエバン・ロンゴリアでした。
メジャー昇格した2008年シーズンから4番を任され、勝負所での一打が魅力のスラッガーでした。
クリス・ブライアント
ロンゴリア同様、シカゴ・カブスの3塁手としてマドン政権下大ブレイクしたのがクリス・ブライアントでした。
メジャー昇格シーズンからクリーンアップを任され、チームを牽引。
カブスのワールドシリーズ制覇時も自慢の打棒でチームを支えました。
ベン・ゾブリスト
ジョー・マドンの野球に欠かせない選手だったのが、スーパーマルチプレイヤーのベン・ゾブリストでした。
ゾブリストはレイズ時代、カブス時代含めて13年間マドンの下でプレーしました。
内外野どこでも守れる器用さと、チームバッティングのできるスイッチヒッターとして唯一無二の存在として際立っていました。
ダルビッシュ有
日本が誇る右腕ダルビッシュ有もジョー・マドン率いるカブスで2年間プレーしています。
1年目の2018年シーズンは故障もあり8試合の登板に留まりましたが、2019年シーズンは大きな離脱期間もなくチームに貢献しています。
Yu deserved it. ⭐️ pic.twitter.com/Rn7uoP9xTB
— San Diego Padres (@Padres) July 4, 2021
大谷翔平
2021年、ベースボールプレイヤーの概念を覆す活躍を見せている大谷翔平。
彼も2020年シーズンからジョー・マドン率いるエンゼルスの顔としてプレーしています。
ゾブリストなどユーティリティプレイヤーを重宝するマドンの下、二刀流という前代未聞の挑戦を続けています。
ジョー・マドンが監督したチーム最後に
ジョー・マドンは年齢的にもまだ現役ですので、今後も良いチームを生み出していくことでしょう。
興味のある方はジョー・マドンの今後の活躍に期待してください。