トニー・ラルーサが監督したチームや教え子まとめ【2021年最新】

トニー・ラルーサ

トニー・ラルーサは、MLBを代表する監督です。

ですが、
・トニー・ラルーサってどんな人?
・トニー・ラルーサが作った最高のチームは?

など気になる方もいるでしょう。

そこで、今回はトニー・ラルーサが監督したチームや教え子などを紹介していきます。

トニー・ラルーサの基本情報

トニー・ラルーサはフロリダ州出身のMLB監督です。

名前 ジェイス・マイケル・ティングラー(Jayce Michael Tingler)
出身 アメリカ フロリダ州タンパ
生年月日 1944年10月4日

現役MLB監督として最年長

トニー・ラルーサは、現役のMLB監督としては最年長となります。

歴代でも史上3番目のに高齢な監督となりました。

マイナーでプレー

トニー・ラルーサは高校卒業後、MLBヘ進みました。

しかしながら、メジャーリーグでは大成することはなく数年で現役を引退しています。

MLB通算2728勝

トニー・ラルーサは2020年シーズン終了時点で監督としてレギュラーシーズン通算2728勝を記録しています。

これは歴代3位の好記録であり、今後さらに記録が伸びることでしょう。

通算勝利数が多い監督は以下の通りです。

順位 勝利数 監督名 主なチーム
1位 3,731勝 コニー・マック パイレーツ、アスレチックス
2位 2,763勝 ジョン・マグロー オリオールズ、ジャイアンツ
3位 2,728勝 トニー・ラルーサ アスレチックス、カージナルスなど
4位 2,504勝 ボビー・コックス ブレーブス、ブルージェイズ
5位 2,326勝 ジョー・トーリ ヤンキース、ドジャースなど
6位 2,194勝 スパーキー・アンダーソン レッズ、タイガースなど
7位 2,158勝 バッキー・ハリス セネタース、タイガースなど
8位 2,125勝 ジョー・マッカーシー ヤンキース、カブスなど
9位 2,040勝 ウォルター・オルストン ドジャース
10位 2,008勝 レオ・ドローチャー ドジャース、ジャイアンツなど

トニー・ラルーサが携わったチーム一覧

期間 チーム 役割
1978-1979年 シカゴ・ホワイトソックス コーチ
1979-1986年 シカゴ・ホワイトソックス 監督
1986-1995年 オークランド・アスレチックス 監督
1996-2011年 セントルイス・カージナルス 監督
2021-現在 シカゴ・ホワイトソックス 監督

ワールドシリーズを3度制覇

トニー・ラルーサは通算で3度ワールドシリーズを制覇しています。

この記録は現役監督中最多、歴代6位タイという実績です。

ワールドシリーズ優勝経験のある現役監督

2021年現在、現役のMLB監督でワールドシリーズ優勝経験があるのは下記の監督達です。

監督名 優勝回数 優勝チーム
トニー・ラルーサ 3回 アスレチックス、カージナルス
テリー・フランコーナ 2回 レッドソックス
ジョー・マドン 1回 カブス
アレックス・コーラ 1回 レッドソックス
A.J.ヒンチ 1回 アストロズ
ジョー・ジラルディ 1回 ヤンキース
デーブ・マルティネス 1回 ナショナルズ
デーブ・ロバーツ 1回 ドジャース

現在はホワイトソックス監督

トニー・ラルーサは2021年からシカゴ・ホワイトソックスの監督をつとめています。

ラルーサがホワイトソックスを指揮するのは35シーズン振りですので、今シーズンの活躍に期待しましょう!

監督業は10年ぶりの復帰

トニー・ラルーサが監督に復帰したのは実に10年ぶりです。

カージナルスの監督を退いた2011年以降はいくつかのチームで編成部門の責任者や球団副社長を歴任していました。

期間 チーム 役割
2014-2017年 アリゾナ・ダイヤモンドバックス 編成部 最高責任者
2018-2019年 ボストン・レッドソックス 球団副社長・編成本部長特別補佐
2020年 ロサンゼルス・エンゼルス シニアアドバイザー

トニー・ラルーサが特筆した成績を収めたチーム

トニー・ラルーサが監督したチームで完成度が高かったチームを紹介していきます。

アスレチックス(1989年シーズン)

トニー・ラルーサが初めてワールドシリーズを制覇したのがアスレチックスを率いていた1989年シーズンでした。

アスレチックスの指揮官として挑んだ4年目のシーズン、前年にレギュラーシーズン104勝をマークしワールドシリーズに進出したチームは成熟度が増し、優勝候補筆頭にあげられるチームとなっていました。

前評判通り、レギュラーシーズンを勝ちまくり前年には及ばないものの99勝を記録。

ポストシーズンでもブルージェイズを4勝1敗で退け、ワールドシリーズもジャイアンツをスイープして優勝するなど終始圧倒的なシーズンでした。

当時の主力選手には、この年も含めて4年連続20勝(1987-1990年)を達成したエースピッチャー、デーブ・スチュワートをはじめ、若き日のホームランアーティスト、マーク・マグワイア、40-40を達成したホセ・カンセコなど錚々たるメンバーが揃っていました。

カージナルス(2006年シーズン)

ラルーサのワールドシリーズ初制覇から17年の月日が経った2006年シーズン、ラルーサ率いるカージナルスがワールドシリーズを制覇を達成しています。

2004年、2005年と2年連続で100勝以上をあげてワールドシリーズへ進出しながらも敗退、3度目の正直として挑んだシーズンでしたが、レギュラーシーズンは勝ち星がついてこず83勝止まり。

それでもナ・リーグ中地区を僅差で制してポストシーズンへ進出すると、勝負どころで強さを発揮しパドレス、メッツを相次いで撃破。

3年連続となったワールドシリーズではタイガースと対戦し、4勝1敗でワールドシリーズ制覇を達成しました。

主力メンバーには主砲アルバート・プホルスや扇の要ヤディア・モリーナ、ワールドシリーズMVPを獲得したハッスルプレーが持ち味のデビッド・エクスタインなど粒揃いのメンバーでした。

カージナルス(2011年シーズン)

ワールドシリーズ制覇から6年が経った2011年シーズン。

カージナルスはレギュラーシーズンを90勝72敗という成績で終えるとワイルドカードとしてポストシーズンに進出。

迎えたポストシーズンではフィリーズ、ブルワーズと強敵を撃破しワールドシリーズへ駒を進めました。

ワールドシリーズではレンジャーズと対戦し4勝3敗でラルーサ政権下2度目のワールドシリーズ制覇を達成しました。

2006年シーズンから引き続きチームを支えたプホルスやモリーナ、クリス・カーペンターに加えて、シリーズMVPを獲得した三塁手デビット・フリースやジョン・ジェイなど勝負強い選手が揃っていました。

トニー・ラルーサの教え子は?

トニー・ラルーサの教え子として有名な選手をまとめました。

アルバート・プホルス

トニー・ラルーサ政権のカージナルスを象徴するバッターといえば、アルバート・プホルスでした。

プホルスがカージナルスに加入した2001年シーズンから、ラルーサが勇退した2011年シーズンまで11年間ともにカージナルスを支えました。

今ではエンゼルスの選手という印象が強くなりましたが、ラルーサとのタッグは歴史に残る活躍でした。

マーク・マグワイア

カージナルス時代の主砲がプホルスならアスレチックス時代の主砲はマーク・マグワイアでした。

1986年から10年間を監督とチーム最高のバッターという間柄で過ごしています。

現代ではステロイド問題で評価を下げた代表的な選手ですが、かつての圧倒的なパワーでラルーサを支えていました。

田口壮

日本人外野手としてワールドシリーズ優勝に貢献した田口壮もラルーサの教え子として有名です。

田口のメジャー初挑戦となった2002年シーズンから6年間ともに仕事をしていました。

トニー・ラルーサが監督したチーム最後に

トニー・ラルーサは年齢的なこともあり、監督業を勤めるのはあと数年かもしれません。

ですがまだまだワールドシリーズを制するチャンスはありますので、興味のある方はトニー・ラルーサの今後の活躍に期待してください。

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