エリック・スポールストラは、現役のNBAヘッドコーチです。
ですが、
・エリック・スポールストラってどんな人?
・エリック・スポールストラが作った最高のチームは?
など気になる方もいるでしょう。
そこで、今回はエリック・スポールストラがヘッドコーチしたチームや教え子などを紹介していきます。
エリック・スポールストラの基本情報
エリック・スポールストラはイリノイ州出身のNBA監督です。
名前 | エリック・ジョン・スポールストラ(Erik Jon Spoelstra) |
---|---|
出身地 | イリノイ州エバンストン |
生年月日 | 1970年11月1日 |
アジア系アメリカ人初のNBAヘッドコーチ
エリック・スポールストラはフィリピン系アメリカ人であり、初めてアメリカ4大スポーツの監督及びヘッドコーチとなったアジア系アメリカ人です。
ポートランド大学出身
エリック・スポールストラは、ポートランド大学出身です。
ポートランド大学のバスケットボールチームはNCAA一部ウエストコーストカンファレンスに所属していますが、スポールストラはPGとして4年間プレーしていました。
NBA通算607勝
エリック・スポールストラは2021-2022シーズン開幕前の時点でヘッドコーチとしてNBAレギュラーシーズン通算607勝を記録しています。
今後さらに勝利数を伸ばすことが期待されます。
順位 | RS通算勝利数 | ヘッドコーチ名 | 主なチーム |
---|---|---|---|
1位 | 1,335勝 | ドン・ネルソン | バックス、ウォリアーズなど |
2位 | 1,332勝 | レニー・ウィルケンズ | スーパーソニックス、キャブスなど |
3位 | 1,310勝 | グレッグ・ポポヴィッチ | スパーズ |
4位 | 1,221勝 | ジェリー・スローン | ブルズ、ジャズ |
5位 | 1,210勝 | パットライリー | レイカーズ、ヒートなど |
6位 | 1,175勝 | ジョージ・カール | スーパーソニックス、ナゲッツなど |
7位 | 1,155勝 | フィル・ジャクソン | ブルズ、 |
8位 | 1,098勝 | ラリー・ブラウン | 76ers、ピストンズなど |
9位 | 1,042勝 | リック・アデルマン | ブレイザーズ、キングスなど |
10位 | 992勝 | ドック・リバース | セルティックス、76ersなど |
エリック・スポールストラが監督したチーム一覧
期間 | チーム | 役割 |
---|---|---|
1993-1995年 | ヴェストファーレン | アシスタントコーチ |
1997-2008年 | マイアミ・ヒート | アシスタントコーチ |
2008-現在 | マイアミ・ヒート | ヘッドコーチ |
現在はヒートHC
エリック・スポールストラは2008-2009シーズンからマイアミ・ヒートのヘッドコーチへ昇格しました。
NBAファイナルを2度制覇
エリック・スポールストラはヒートのヘッドコーチとしてNBAファイナルで2個のチャンピオンリングを手にしています。
また、NBAファイナルへ進出した回数は5度という現役でも屈指の実績を持つヘッドコーチと言えます。
NBAファイナル優勝経験のある現役ヘッドコーチ
2021年現在、現役のNBAヘッドコーチでNBAチャンピオンの経験があるのは下記のコーチ達です。
ヘッドコーチ名 | 優勝回数 | 優勝チーム |
---|---|---|
グレッグ・ポポヴィッチ | 5回 | スパーズ |
スティーブ・カー | 3回 | ウォリアーズ |
エリック・スポールストラ | 2回 | ヒート |
マイク・ビューデンホルツァー | 1回 | バックス |
リック・カーライル | 1回 | マーベリックス |
ティロン・ルー | 1回 | キャバリアーズ |
ドック・リバース | 1回 | セルティックス |
ニック・ナース | 1回 | ラプターズ |
フランク・ヴォーゲル | 1回 | レイカーズ |
エリック・スポールストラが監督した完成度の高いチーム
エリック・スポールストラが監督したチームで完成度が高かったチームを紹介していきます。
マイアミ・ヒート(2012-2013シーズン)
2011-2012シーズンに引き続き、連覇を狙った2012-2013シーズン。
2年前からレブロン・ジェームズ、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュの同期3人によるスリーキングスがリーグを席巻していましたが、このシーズンは歴代屈指の3Pシューターレイ・アレンも獲得。
充実した戦力を擁するヒートはレギュラーシーズンを66勝16敗の好成績で終え、プレーオフに乗り込みました。
迎えたプレーオフではバックス、ブルズを一蹴、カンファレンスはペイサーズと接戦を繰り広げますが、なんとか勝ち切り3年連続のNBAファイナルへ到達しました。
NBAファイナルでは、グレッグ・ポポヴィッチ率いるスパーズと激突。
4勝3敗でスパーズを下し連覇を達成しました。
マイアミ・ヒート(2019-2020シーズン)
スリーキングス解体後、長らく低迷期に入っていたヒートですが、2019-2020シーズンは一味違いました。
シーズン開幕前にオールラウンダーのジミー・バトラーを獲得。
円熟期を迎えたバトラーを筆頭に、バム・アデバヨやダンカン・ロビンソンなど若い選手も成長著しく、44勝29敗の東カンファレンス5位でレギュラーシーズンを終えました。
優勝候補ではなかったヒートですが、ペイサーズ、バックスをほとんど寄せ付けず快勝。
カンファレンスファイナルでもセルティックスを4勝2敗で退け、NBAファイナルへ進出しました。
NABファイナルではフランク・ヴォーゲルヘッドコーチとレブロン・ジェームズ擁するレイカーズと対戦。
2勝4敗で惜しくも優勝を逃しましたが、大健闘のシーズンとなりました。
エリック・スポールストラの教え子は?
エリック・スポールストラの教え子として有名な選手をまとめました。
ドウェイン・ウェイド
2000年代2010年代のヒートの顔として長らくプレーしたレジェンドがドウェイン・ウェイドです。
2003-2004シーズンにヒートへ入団後、2015-2016シーズンまで得意のドライブと勝負強さを武器にチームを牽引し3度のNBAチャンピオンをヒートにもたらしました。
一度は移籍したものの、2017-2018シーズンにはヒートへ戻り翌年引退しました。
ウェイドとエリック・スポールストラはスポールストラがヒートのアシスタントコーチをしていた2003年から15年共にヒートを引っ張っていました。
ユドニス・ハスレム
ヒート一筋18年の大ベテラン、ユドニス・ハスレム。
ドラフト外からのヒート入団となりましたが、ウェイドと同じく2003年からヒートへ加入し、縁の下の力持ちとして3度のNBAチャンピオンに貢献しました。
リバウンダーとして長らくゴール下を守っているハスレムですが、近年はほぼ試合出場がなくチームの精神的支柱として在籍しています。
マリオ・チャルマーズ
ウェイドに加え、レブロン・ジェームズ、クリス・ボッシュを擁して4年連続のNBAファイナル進出、2度のチャンピオンリング獲得に貢献したガードがマリオ・チャルマーズでした。
ビック3の影に隠れていましたが、生え抜きのPGとしてチームをコントロールし安定感を与えていました。
エリック・スポールストラの下ヒートには2008-2009から7年間在籍していました。
バム・アデバヨ
ここまで紹介してきた選手たちはビック3時代に活躍してきた選手でしたが、現在のヒートにおいて大事な役割を果たしているのが、バム・アデバヨです。
カレッジバスケ界の名門ケンタッキー大学から2017年にヒートへ加入したアデバヨは、1年目からレギュラーシーズン60試合以上に出場。
NBAファイナルへ進出した2019-2020シーズンも主力としてプレーし、現在のヒートを象徴する選手に成長しています。
エリック・スポールストラ以外のNBAを代表する監督は?
エリック・スポールストラ以外にもNBAには名将と呼ばれる監督が多くいます。
その中でも、オススメの監督を紹介していきます。
グレッグ・ポポヴィッチ
グレッグ・ポポヴィッチは、NBAの長い歴史の中でも屈指の監督の一人です。
スパーズを25年以上率いて長きに渡り常勝軍団を作り上げてきた名将ですが、チームのロスターに合わせた戦術を用いることで有名です。
在籍する選手たちの長所を見極めてオフェンス、ディフェンスに活かすことで数々の勝利を積み重ねてきました。
スティーブ・カー
スティーブ・カーは、NBAを代表する監督の一人です。
ステファン・カリーとクレイ・トンプソンのスプラッシュブラザーズを中心にスモールラインナップを並べ、アウトサイドからガンガンと3Pを狙っていきます。
エリック・スポールストラが監督したチーム最後に
エリック・スポールストラは、年齢的にもまだまだ現役ですので、今後も良いチームを生み出していくことでしょう。
また、興味のある方はエリック・スポールストラの今後の活躍に期待してください。