ニック・ナースは、現役のNBAヘッドコーチです。
ですが、
・ニック・ナースってどんな人?
・ニック・ナースが作った最高のチームは?
など気になる方もいるでしょう。
そこで、今回はニック・ナースがヘッドコーチしたチームや教え子などを紹介していきます。
ニック・ナースの基本情報
ニック・ナースはアイオワ州出身のNBAヘッドコーチです。
名前 | ニコラス・デビッド・ナース(Nicholas David Nurse) |
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出身地 | アイオワ州カロール |
生年月日 | 1967年7月24日 |
北アイオワ大学出身
ニック・ナースは、アイオワ州の北アイオワ大学出身です。
北アイオワ大学のバスケットボールチームはマイナー大学ですがNCAA一部ミズーリバレーカンファレンスに所属していて、ニック・ナースはシューターとして活躍していました。
NBA通算138勝
ニック・ナースは2021-2022シーズン開幕前の時点でヘッドコーチとしてNBAレギュラーシーズン通算138勝を記録しています。
今後さらに勝利数を伸ばすことが期待されます。
順位 | RS通算勝利数 | ヘッドコーチ名 | 主なチーム |
---|---|---|---|
1位 | 1,335勝 | ドン・ネルソン | バックス、ウォリアーズなど |
2位 | 1,332勝 | レニー・ウィルケンズ | スーパーソニックス、キャブスなど |
3位 | 1,310勝 | グレッグ・ポポヴィッチ | スパーズ |
4位 | 1,221勝 | ジェリー・スローン | ブルズ、ジャズ |
5位 | 1,210勝 | パットライリー | レイカーズ、ヒートなど |
6位 | 1,175勝 | ジョージ・カール | スーパーソニックス、ナゲッツなど |
7位 | 1,155勝 | フィル・ジャクソン | ブルズ、 |
8位 | 1,098勝 | ラリー・ブラウン | 76ers、ピストンズなど |
9位 | 1,042勝 | リック・アデルマン | ブレイザーズ、キングスなど |
10位 | 992勝 | ドック・リバース | セルティックス、76ersなど |
ニック・ナースが携わったチーム一覧
期間 | チーム | 役割 |
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1989-1990 | 北アイオワ大学 | アシスタントコーチ |
1990-1991 | ダービー・ラムズ | 選手兼コーチ |
1991-1993 | グランド・ビュー大学 | ヘッドコーチ |
1993-1995 | サウスダコタ大学 | アシスタントコーチ |
1995-1997 | バーミンガムブレット | ヘッドコーチ |
1998 | BCオーステンデ | ヘッドコーチ |
1998-2000 | マンチェスター・ジャイアンツ | ヘッドコーチ |
2000-2001 | ロンドン・タワーズ | ヘッドコーチ |
2001 | オクラホマ・ストーム | アシスタントコーチ |
2001-2006 | ブライトン・ベアーズ | ヘッドコーチ |
2005 | オクラホマ・ストーム | アシスタントコーチ |
2007-2011 | アイオワ・エナジー | ヘッドコーチ |
2011-2013 | リオグランデバレー・バイパーズ | ヘッドコーチ |
2013-2018 | トロント・ラプターズ | アシスタントコーチ |
2018-現在 | トロント・ラプターズ | ヘッドコーチ |
現在はラプターズHC
ニック・ナースは2018-2019シーズンからトロント・ラプターズのアシスタントコーチからヘッドコーチに昇格しました。
きるか、ナッシュ政権2年目に期待です。
NBAファイナル制覇
ニック・ナースは2018-2019シーズンにヘッドコーチとしてNBAファイナルに到達し、チャンピオンリングを獲得しました。
NBAファイナル優勝経験のある現役ヘッドコーチ
2021年現在、現役のNBAヘッドコーチでNBAチャンピオンの経験があるのは下記のコーチ達です。
ヘッドコーチ名 | 優勝回数 | 優勝チーム |
---|---|---|
グレッグ・ポポヴィッチ | 5回 | スパーズ |
スティーブ・カー | 3回 | ウォリアーズ |
エリック・スポールストラ | 2回 | ヒート |
マイク・ビューデンホルツァー | 1回 | バックス |
リック・カーライル | 1回 | マーベリックス |
ティロン・ルー | 1回 | キャバリアーズ |
ドック・リバース | 1回 | セルティックス |
ニック・ナース | 1回 | ラプターズ |
フランク・ヴォーゲル | 1回 | レイカーズ |
ニック・ナースが監督した完成度の高いチーム
ニック・ナースが監督したチームで完成度が高かったチームを紹介していきます。
トロント・ラプターズ(2018-2019シーズン)
長らくラプターズのアシスタントコーチを務めていたニック・ナースですが、ドウェインケイシーの後を引き継ぐ形で2018-2019シーズンからヘッドコーチに昇格しました。
初のNBAヘッドコーチとして迎えた2018-2019シーズンは、前年同様にレギュラーシーズンを勝ちまくり58勝24敗という好成績で東カンファレンス2位の座を獲得しました。
迎えたプレイオフ1stラウンドではマジックに危なげなく勝ち切りカンファレンスセミファイナルへ進出しますが、続く76ersの前に大苦戦。
それでも4勝3敗で76ersを退け、カンファレンスファイナルでもマイク・ビューデンホルツァーヘッドコーチと怪物アデトクンボ擁するバックスを4勝2敗で下し、NBAファイナルへ進出しました。
満を持して挑んだNBAファイナルではウォリアーズと激突。
対戦相手の主力選手が相次ぐ負傷で離脱する中ラプターズはチーム力を落とさず4勝2敗でチーム史上初のNBA制覇を達成しました。
当時のチームは、優勝請負人のエース、カワイ・レナードを中心にチームを支える司令塔カイル・ラウリー、成長著しいフォワードのパスカル・シアカム、ビックマンのサージ・イバカなど粒ぞろいのメンバーが揃っていました。
ニック・ナースの教え子は?
ニック・ナースの教え子として有名な選手をまとめました。
カイル・ラウリー
リーグ屈指のPGでありながら、過小評価され続けたカイル・ラウリー。
ロケッツで頭角を現していたラウリーは2012-2013シーズンにラプターズへ移籍、翌2013-2014シーズンからニック・ナースがラプターズのアシスタントコーチに就任し、それから8年間をコーチとチームリーダーという間柄で共にしました。
パスカル・シアカム
レナード、ラウリーがラプターズを去った後、チームの未来を担っているのがカメルーン出身のパスカル・シアカムです。
長いウィングスパンと高い身体能力を活かし得点を量産するプレイヤーで、2019-2020シーズンにはオールスターにも選出されるほどのプレイヤーとなったシアカムでsが、2016-2017シーズンからラプターズでプレーしています。
フレッド・バンブリート
ニック・ナース政権下のラプターズでブレイクしたのが得点能力が売りのガード、フレッド・バンブリートです。
2016-2017シーズンにドラフト外でラプターズへ入団したバンブリートですが、2年間で先発出場はなし。
しかしながら、ナースがヘッドコーチに就任した2018-2019シーズンからは徐々に先発する機会も増え、2020-2021シーズンにはシアカムに次ぐ平均得点をマークしました。
ニック・ナース以外のNBAを代表する監督は?
ニック・ナース以外にもNBAには名将と呼ばれる監督が多くいます。
その中でも、オススメの監督を紹介していきます。
グレッグ・ポポヴィッチ
グレッグ・ポポヴィッチは、NBAの長い歴史の中でも屈指の監督の一人です。
スパーズを25年以上率いて長きに渡り常勝軍団を作り上げてきた名将ですが、チームのロスターに合わせた戦術を用いることで有名です。
在籍する選手たちの長所を見極めてオフェンス、ディフェンスに活かすことで数々の勝利を積み重ねてきました。
スティーブ・カー
スティーブ・カーは、NBAを代表する監督の一人です。
ステファン・カリーとクレイ・トンプソンのスプラッシュブラザーズを中心にスモールラインナップを並べ、アウトサイドからガンガンと3Pを狙っていきます。
ニック・ナースが監督したチーム最後に
ニック・ナースは、年齢的にもまだまだ現役ですので、今後も良いチームを生み出していくことでしょう。
また、興味のある方はニック・ナースの今後の活躍に期待してください。