カイル・シャナハンは、NFLを代表するヘッドコーチです。
ですが、
・カイル・シャナハンってどんな人?
・カイル・シャナハンが作った最高のチームは?
など気になる方もいるでしょう。
そこで、今回はカイル・シャナハンが監督したチームや教え子などを紹介していきます。
カイル・シャナハンの基本情報
カイル・シャナハンはミネソタ州出身のNFLヘッドコーチです。
名前 | カイル・マイケル・シャナハン(Kyle Michael Shanahan) |
---|---|
出身 | ミネソタ州ミネアポリス |
生年月日 | 1979年12月14日 |
テキサス大学出身
カイル・シャナハンは、元々、デューク大学に入学しましたが、その後、テキサス大学オースティンへ転校しています。
シャナハンはWRとしてプレーしていたようです。
父親のマイク・シャナハンもNFLヘッドコーチ
カイル・シャナハンの父親であるマイク・シャナハンもNFLで長年ヘッドコーチをつとめていました。
マイク・シャナハンはブロンコスを率いて2度のスーパーボウル制覇を達成しています。
NFL通算52勝
カイル・シャナハンは2022年レギュラーシーズン終了時点でヘッドコーチとしてNFLレギュラーシーズン通算52勝を記録しています。
NFLヘッドコーチ歴6年で52勝はまずまず優秀な成績と言えるでしょう。
順位 | 勝利数 | ヘッドコーチ名 | 主なチーム |
---|---|---|---|
1位 | 328勝 | ドン・シュラ | ドルフィンズ、コルツ |
2位 | 318勝 | ジョージ・ハラス | ベアーズ |
3位 | 298勝 | ビル・ベリチック | ペイトリオッツ |
4位 | 250勝 | トム・ランドリー | カウボーイズ |
5位 | 247勝 | アンディ・リード | イーグルス、チーフス |
6位 | 226勝 | カーリー・ランボー | パッカーズ、レッドスキンズなど |
7位 | 200勝 | マーティ・ショッテンハイマー | ブラウンズ、チャージャーズなど |
8位 | 193勝 | チャック・ノル | スティーラーズ |
9位 | 190勝 | ダン・リーヴス | ブロンコス、ジャイアンツなど |
10位 | 186勝 | チャック・ノックス | ラムズ、シーホークスなど |
カイル・シャナハンが携わったチーム一覧
期間 | チーム | 役割 |
---|---|---|
2003年 | カリフォルニア大学ロサンゼルス校 | Graduate assistant |
2004-2005年 | タンパベイ・バッカニアーズ | オフェンシブクオリティコントロールコーチ |
2006年 | ヒューストン・テキサンズ | WRコーチ |
2007年 | ヒューストン・テキサンズ | QBコーチ |
2008-2009年 | ヒューストン・テキサンズ | OC |
2010-2013年 | ワシントン・レッドスキンズ | OC |
2014年 | クリーブランド・ブラウンズ | OC |
2015-2016年 | アトランタ・ファルコンズ | OC |
2017年-現在 | サンフランシスコ・49ers | ヘッドコーチ |
スーパーボウル1度出場
カイル・シャナハンは未だスーパーボウルを制覇できていませんが、2019年にスーパーボウル出場を果たしロンバルディトロフィーまであと一歩のところまでいきましたので、今後に期待しましょう。
スーパーボウル優勝経験のある現役ヘッドコーチ
2022年レギュラーシーズン終了時点で、現役のNFLヘッドコーチでスーパーボウル優勝経験があるのは下記のコーチ達です。
ヘッドコーチ名 | 優勝回数 | 優勝チーム |
---|---|---|
ビル・ベリチック | 6回 | ペイトリオッツ |
ジョン・グルーデン | 1回 | バッカニアーズ |
マイク・トムリン | 1回 | スティーラーズ |
ショーン・ペイトン | 1回 | セインツ |
マイク・マッカーシー | 1回 | パッカーズ |
ジョン・ハーボー | 1回 | レイブンズ |
ピート・キャロル | 1回 | シーホークス |
ダグ・ペダーソン | 1回 | イーグルス |
アンディ・リード | 1回 | チーフス |
ブルース・エリアンス | 1回 | バッカニアーズ |
ショーン・マクベイ | 1回 | ラムズ |
現在は49ersのHC
カイル・シャナハンは2017年からサンフランシスコ・49ersのヘッドコーチをつとめています。
2019年はスーパーボウル出場を達成しています。
2022年シーズンのNFLヘッドコーチ一覧
2022年レギュラーシーズン終了時点のNFL各チームのヘッドコーチは以下になります。
カンファレンス | 地区 | チーム | ヘッドコーチ | 年数 |
---|---|---|---|---|
AFC | 東地区 | ビルズ | シーン・マクダーモット | 6年目 |
ドルフィンズ | マイク・マクダニエル | 1年目 | ||
ペイトリオッツ | ビル・ベリチック | 23年目 | ||
ジェッツ | ロバート・サレー | 2年目 | ||
北地区 | レイブンズ | ジョン・ハーボー | 15年目 | |
ベンガルズ | ザック・テイラー | 4年目 | ||
ブラウンズ | ケビン・ステファンスキー | 3年目 | ||
スティーラーズ | マイク・トムリン | 16年目 | ||
南地区 | テキサンズ | 空 | – | |
コルツ | 空 | – | ||
ジャガーズ | ダグ・ペダーソン | 1年目 | ||
タイタンズ | マイク・ブレイベル | 5年目 | ||
西地区 | ブロンコス | 空 | – | |
チーフス | アンディ・リード | 10年目 | ||
レイダース | ジョシュ・マクダニエルズ | 1年目 | ||
チャージャーズ | ブランドン・ステーリー | 2年目 | ||
NFC | 東地区 | カウボーイズ | マイク・マッカーシー | 3年目 |
ジャイアンツ | ジョー・ジャッジ | 2年目 | ||
イーグルス | ニック・シリアニ | 2年目 | ||
ワシントン | ロン・リベラ | 3年目 | ||
北地区 | ベアーズ | マット・エベルフラス | 1年目 | |
ライオンズ | ダン・キャンベル | 2年目 | ||
パッカーズ | マット・ラフルール | 4年目 | ||
バイキングス | ケヴィン・オコンネル | 1年目 | ||
南地区 | ファルコンズ | アーサー・スミス | 2年目 | |
パンサーズ | フランク・ライク | 1年目 | ||
セインツ | デニス・アレン | 1年目 | ||
バッカニアーズ | トッド・ボウルズ> | 1年目 | ||
西地区 | カーディナルス | 空 | – | |
49ers | カイル・シャナハン | 6年目 | ||
シーホークス | ピート・キャロル | 13年目 | ||
ラムズ | シーン・マクベイ | 6年目 |
カイル・シャナハンが特筆した成績を収めたチーム
カイル・シャナハンが監督したチームで完成度が高かったチームを紹介していきます。
49ers(2019年シーズン)
記憶に新しい2019年シーズン、49ersのヘッドコーチとして3年目のシーズンでカイル・シャナハンは最もスーパーボウルに近づきました。
大怪我から復帰したQBジミー・ガロポロと強力RB陣を中心に勝ち星を重ね、レギュラーシーズンは13勝3敗で見事第1シードを獲得。
プレーオフではバイキングスとパッカーズを相次いで撃破し、スーパーボウルに進出しました。
スーパーボウルでは、アンディ・リードヘッドコーチと新時代の旗手マトリック・マホームズのコンビの前にあと一歩というところで敗れましたが、可能性を大いに感じたシーズンでした。
ガロポロやRBテビン・コールマンの他、名CBリチャード・シャーマンやDEニック・ボサなどディフェンスもバランスの良いチーム構成でした。
カイル・シャナハンの教え子は?
カイル・シャナハンの教え子として有名な選手をまとめました。
ジミー・ガロポロ
ジミー・ガロポロは2017年にカイル・シャナハンが49ersのヘッドコーチに就任してから共に仕事をしています。
シャナハン政権になってすぐの2シーズンは相次ぐ怪我に悩まされましたが、2019年に復活しています。
ジョージ・キトル
今やリーグでも3本の指に入るTEジョージ・キトルもシャナハン政権になってから49ersに加入した選手です。
今後も圧倒的なパスキャッチーとして君臨し続けるキトルに期待です。
ブロック・パーディ
2022年ドラフトで全体262位指名と最後に指名され、Mr.イレレバントと呼ばれるブロック・パーディ。
アイオワ州立大学でエースQBを務めていたものの49ers入団時は全くの無名でした。
しかしながら、シーズン途中にエースQBガロポロの負傷によりチャンスが回ってくると一躍シンデレラボーイとなる活躍でチームを牽引しています。
ドラフト下位氏名で活躍を見せる姿はGOATブレイディを彷彿とさせます。
カイル・シャナハン以外の名将
NFLの現役ヘッドコーチには名将と呼ばれる人も多くいます。
そこで、カイル・シャナハン以外の名将を紹介していきます。
ビル・ベリチック
名実ともに現役最高、後世に語り継がれるであろうヘッドコーチがペイトリオッツのビル・ベリチックです。
スーパーボウル優勝6度と圧倒的な実績を持ち、2019年まで長年GOATトム・ブレイディとNFL最強チームを率いていました。
アンディ・リード
2019年のスーパーボウルを制し、ネクストGOATとの呼び声高いパトリック・マホームズを育て上げたのがアンディ・リードです。
イーグルス、チーフスと強豪チームを率いてきた実績は十分で、今後マホームズと共に長期政権を作りあげる可能性を秘めています。
マイク・トムリン
スティールカーテンを長年統率してきたのが、マイク・トムリンです。
スーパーボウルを史上最年少ヘッドコーチとして制覇し、常に常勝軍団を作り上げてきた手腕は高く評価されています。
カイル・シャナハンが監督したチーム最後に
カイル・シャナハンは年齢的にもかなり若く、今後も良いチームを生み出していくことでしょう。
また、興味のある方はカイル・シャナハンの今後の活躍に期待してください。