ジョン・グルーデンは、NFLを代表するヘッドコーチです。
ですが、
・ジョン・グルーデンってどんな人?
・ジョン・グルーデンが作った最高のチームは?
など気になる方もいるでしょう。
そこで、今回はジョン・グルーデンが監督したチームや教え子などを紹介していきます。
ジョン・グルーデンの基本情報
ジョン・グルーデンはオハイオ州出身のNFLヘッドコーチです。
名前 | ジョン・デイビッド・グルーデン (Jon David Gruden) |
---|---|
出身 | オハイオ州 サンダスキー |
生年月日 | 1963年8月17日 |
デイトン大学出身
ジョン・グルーデンは、デイトン大学出身です。
マスキンガム大学に1年在籍しその後デイトン大学にトランスファー、3年間控えQBとして過ごしました。
ブラウンズファン?
ジョン・グルーデンはオハイオ州出身ということもあり、幼少期はクリーブランド・ブラウンズファンだったようです。
レイダースのヘッドコーチを辞任
ジョン・グルーデンは2021年シーズンもレイダースのヘッドコーチとして指揮を執っていましたが、5試合消化した時点で電撃辞任となりました。
辞任理由はグルーデンが2010年から度重なる人種差別、人種差別的な表現を用いてメールをしていたということです。
2021年シーズンのレイダースは開幕から好調をキープしていただけに残念ですが、後任のリッチ・ビサッチア暫定ヘッドコーチの手腕に期待しましょう。
🧵 The email from Jon Gruden – and some of the reaction to it – confirms that the fight against racism, racist tropes and intolerance is not over. This is not about an email as much as it is about a pervasive belief by some that people who look like me can be treated as less.
— DeMaurice Smith (@demauricesmith) October 11, 2021
NFL通算114勝
ジョン・グルーデンは2021年シーズン時点開幕前でヘッドコーチとしてNFLレギュラーシーズン通算114勝を記録しています。
この数字は、歴代37位の記録で、今後も勝利を重ねることが予想されます。
順位 | 勝利数 | ヘッドコーチ名 | 主なチーム |
---|---|---|---|
1位 | 328勝 | ドン・シュラ | ドルフィンズ、コルツ |
2位 | 318勝 | ジョージ・ハラス | ベアーズ |
3位 | 280勝 | ビル・ベリチック | ペイトリオッツ |
4位 | 250勝 | トム・ランドリー | カウボーイズ |
5位 | 226勝 | カーリー・ランボー | パッカーズ、レッドスキンズなど |
6位 | 221勝 | アンディ・リード | イーグルス、チーフス |
7位 | 200勝 | マーティ・ショッテンハイマー | ブラウンズ、チャージャーズなど |
8位 | 193勝 | チャック・ノル | スティーラーズ |
9位 | 190勝 | ダン・リーヴス | ブロンコス、ジャイアンツなど |
10位 | 186勝 | チャック・ノックス | ラムズ、シーホークスなど |
ジョン・グルーデンが携わったチーム一覧
期間 | チーム | 役割 |
---|---|---|
1986-1987年 | テネシー大学 | Graduate assistant |
1988年 | サウスイースト・ミズーリ州立大学 | パッシングゲームコーディネーター |
1989年 | パシフィック大学 | TEコーチ |
1990年 | サンフランシスコ・49ers | オフェンシブアシスタント |
1991年 | ピッツバーグ大学 | WRコーチ |
1992年 | グリーンベイ・パッカーズ | オフェンシブアシスタント兼クオリティコントロールスタッフ |
1993-1994年 | グリーンベイ・パッカーズ | WRコーチ |
1995-1997年 | フィラデルフィア・イーグルス | OC |
1998-2001年 | オークランド・レイダース | ヘッドコーチ |
2002-2008年 | タンパベイ・バッカニアーズ | ヘッドコーチ |
2018-2021年 | オークランド(現ラスベガス)・レイダース | ヘッドコーチ |
スーパーボウル優勝
ジョン・グルーデンは、バッカニアーズヘッドコーチ時代に第37回スーパーボウルを制し、ヴィンス・ロンバルディ・トロフィーを獲得しています。
スーパーボウル優勝経験のある現役ヘッドコーチ
2021年現在、現役のNFLヘッドコーチでスーパーボウル優勝経験があるのは下記のコーチ達です。
ヘッドコーチ名 | 優勝回数 | 優勝チーム |
---|---|---|
ビル・ベリチック | 6回 | ペイトリオッツ |
ジョン・グルーデン | 1回 | バッカニアーズ |
マイク・トムリン | 1回 | スティーラーズ |
ショーン・ペイトン | 1回 | セインツ |
マイク・マッカーシー | 1回 | パッカーズ |
ジョン・ハーボー | 1回 | レイブンズ |
ピート・キャロル | 1回 | シーホークス |
ダグ・ペダーソン | 1回 | イーグルス |
アンディ・リード | 1回 | チーフス |
ブルース・エリアンス | 1回 | バッカニアーズ |
現在はフリー
ジョン・グルーデンは2018年から2度目のレイダースヘッドコーチに就任し、2021年途中まで指揮しましたが辞任しています。
そのため2021年10月13日時点ではフリーとなっています。
2021年シーズンのNFLヘッドコーチ一覧
2021年シーズンのNFL各チームのヘッドコーチは以下になります。
カンファレンス | 地区 | チーム | ヘッドコーチ | 年数 |
---|---|---|---|---|
AFC | 東地区 | ビルズ | シーン・マクダーモット | 5年目 |
ドルフィンズ | ブライアン・フローレス | 3年目 | ||
ペイトリオッツ | ビル・ベリチック | 22年目 | ||
ジェッツ | ロバート・サレー | 1年目 | ||
北地区 | レイブンズ | ジョン・ハーボー | 14年目 | |
ベンガルズ | ザック・テイラー | 3年目 | ||
ブラウンズ | ケビン・ステファンスキー | 2年目 | ||
スティーラーズ | マイク・トムリン | 15年目 | ||
南地区 | テキサンズ | デイビット・カリー | 1年目 | |
コルツ | フランク・ライク | 4年目 | ||
ジャガーズ | アーバン・マイヤー | 1年目 | ||
タイタンズ | マイク・ブレイベル | 4年目 | ||
西地区 | ブロンコス | ビック・ファンジオ | 3年目 | |
チーフス | アンディ・リード | 9年目 | ||
レイダース | リッチ・ビサッチア | 1年目 | ||
チャージャーズ | ブランドン・ステーリー | 1年目 | ||
NFC | 東地区 | カウボーイズ | マイク・マッカーシー | 2年目 |
ジャイアンツ | ジョー・ジャッジ | 2年目 | ||
イーグルス | ニック・シリアニ | 1年目 | ||
ワシントン | ロン・リベラ | 2年目 | ||
北地区 | ベアーズ | マット・ナギー | 4年目 | |
ライオンズ | ダン・キャンベル | 1年目 | ||
パッカーズ | マット・ラフルール | 3年目 | ||
バイキングス | マイク・ジマー | 8年目 | ||
南地区 | ファルコンズ | アーサー・スミス | 1年目 | |
パンサーズ | マット・ロール | 2年目 | ||
セインツ | ショーン・ペイトン | 15年目 | ||
バッカニアーズ | ブルース・エリアンス | 3年目 | ||
西地区 | カーディナルス | クリフ・キングスベリー | 3年目 | |
49ers | カイル・シャナハン | 5年目 | ||
シーホークス | ピート・キャロル | 12年目 | ||
ラムズ | シーン・マクベイ | 5年目 |
ジョン・グルーデンが特筆した成績を収めたチーム
ジョン・グルーデンが監督したチームで完成度が高かったチームを紹介していきます。
バッカニアーズ(2002年シーズン)
ジョン・グルーデンがバッカニアーズのヘッドコーチに就任した1年目の2002年シーズン。
レギュラーシーズンを12勝4敗の好成績で終え、第2位シードとしてプレイオフに臨みました。
プレイオフでは、49ersやイーグルスに圧勝しスーパーボウルに進出。
第37回スーパーボウルでは前年までグルーデンがヘッドコーチをつとめていたレイダースと対戦しました。
古巣レイダースとの決戦はバッカニアーズQBブラッド・ジョンソンの堅実なパスワークが冴え48対21で大勝しました。
当時のメンバーには、QBブラッド・ジョンソンをはじめ、プロボウル7回出場のDTウォーレン・サップ、同11回出場のLBデリック・ブルックスなど攻守に実力者を揃えていました。
ジョン・グルーデンの教え子は?
ジョン・グルーデンの教え子として有名な選手をまとめました。
ブラッド・ジョンソン
ジョン・グルーデンがスーパーボウルを制した時の正QBブラッド・ジョンソンでした。
グルーデンとジョンソンが一緒に仕事をしたのはわずか3年間でしたが、弱小バッカニアーズを優勝に導いたタッグでした。
バッカニアーズを含め、ジョンソンはNFL4球団を渡り歩き、全てのチームで先発QBをつとめた安定感のある選手でした。
デレック・カー
— Derek Carr (@derekcarrqb) September 3, 2019
グルーデンが2度目のレイダースヘッドコーチに就任後、大黒柱としてレイダースを引っ張っているのがデレック・カーです。
グルーデンがヘッドコーチに就任した2018年から3年間全試合でスターターをつとめており、怪我に強く安定感のあるQBです。
グルーデンとカーのコンビがスーパーボウルの舞台に経つのが待ち遠しいですね。
ジョン・グルーデン以外の名将
NFLの現役ヘッドコーチには名将と呼ばれる人も多くいます。
そこで、ジョン・グルーデン以外の名将を紹介していきます。
ビル・ベリチック
名実ともに現役最高、後世に語り継がれるであろうヘッドコーチがペイトリオッツのビル・ベリチックです。
スーパーボウル優勝6度と圧倒的な実績を持ち、2019年まで長年GOATトム・ブレイディとNFL最強チームを率いていました。
アンディ・リード
2019年のスーパーボウルを制し、ネクストGOATとの呼び声高いパトリック・マホームズを育て上げたのがアンディ・リードです。
イーグルス、チーフスと強豪チームを率いてきた実績は十分で、今後マホームズと共に長期政権を作りあげる可能性を秘めています。
マイク・トムリン
スティールカーテンを長年統率してきたのが、マイク・トムリンです。
スーパーボウルを史上最年少ヘッドコーチとして制覇し、常に常勝軍団を作り上げてきた手腕は高く評価されています。
ジョン・グルーデンが監督したチーム最後に
ジョン・グルーデンは、これまで様々なチームを率いてきました。
年齢的にもまだまだ現役ですので、今後も良いチームを生み出していくことでしょう。
また、既に後世に残る最高のチームと功績を挙げてきていますので、興味のある方はジョン・グルーデンの今後の活躍に期待してください。