
ショーン・マクベイは、NFLを代表するヘッドコーチです。
ですが、
・ショーン・マクベイってどんな人?
・ショーン・マクベイが作った最高のチームは?
など気になる方もいるでしょう。
そこで、今回はショーン・マクベイが監督したチームや教え子などを紹介していきます。
ショーン・マクベイの基本情報
ショーン・マクベイはオハイオ州出身のNFLヘッドコーチです。
| 名前 | ショーン・マクベイ(Sean McVay) |
|---|---|
| 出身 | オハイオ州デイトン |
| 生年月日 | 1986年1月24日 |
マイアミ大学オハイオ出身
ショーン・マクベイは、元々、FBS校のマイアミ大学オハイオ州に入学しWRとしてプレーしていました。
NFL通算55勝
ショーン・マクベイは2022年シーズン開幕前時点でヘッドコーチとしてNFLレギュラーシーズン通算55勝を記録しています。
NFLヘッドコーチ歴5年で55勝はかなり優秀な成績と言えるでしょう。
| 順位 | 勝利数 | ヘッドコーチ名 | 主なチーム |
|---|---|---|---|
| 1位 | 328勝 | ドン・シュラ | ドルフィンズ、コルツ |
| 2位 | 318勝 | ジョージ・ハラス | ベアーズ |
| 3位 | 280勝 | ビル・ベリチック | ペイトリオッツ |
| 4位 | 250勝 | トム・ランドリー | カウボーイズ |
| 5位 | 226勝 | カーリー・ランボー | パッカーズ、レッドスキンズなど |
| 6位 | 221勝 | アンディ・リード | イーグルス、チーフス |
| 7位 | 200勝 | マーティ・ショッテンハイマー | ブラウンズ、チャージャーズなど |
| 8位 | 193勝 | チャック・ノル | スティーラーズ |
| 9位 | 190勝 | ダン・リーヴス | ブロンコス、ジャイアンツなど |
| 10位 | 186勝 | チャック・ノックス | ラムズ、シーホークスなど |
ショーン・マクベイが携わったチーム一覧
| 期間 | チーム | 役割 |
|---|---|---|
| 2008年 | タンパベイ・バッカニアーズ | オフェンスアシスタントコーチ |
| 2009年 | フロリダ・タスカーズ | WRコーチ兼オフェンシブクオリティコントロールコーチ |
| 2010年 | ワシントン・レッドスキンズ | オフェンスアシスタントコーチ |
| 2011-2013年 | ワシントン・レッドスキンズ | TEコーチ |
| 2014-2016年 | ワシントン・レッドスキンズ | OC |
| 2017年-現在 | ロサンゼルス・ラムズ | ヘッドコーチ |
史上最年少でスーパーボウル出場
ショーン・マクベイは2018年にラムズを率いてスーパーボウルに出場していますが、史上最年少ヘッドコーチがスーパーボウル到達という偉業を達成しています。
スーパーボウル優勝経験のある現役ヘッドコーチ
2020年現在、現役のNFLヘッドコーチでスーパーボウル優勝経験があるのは下記のコーチ達です。
| ヘッドコーチ名 | 優勝回数 | 優勝チーム |
|---|---|---|
| ビル・ベリチック | 6回 | ペイトリオッツ |
| ジョン・グルーデン | 1回 | バッカニアーズ |
| マイク・トムリン | 1回 | スティーラーズ |
| ショーン・ペイトン | 1回 | セインツ |
| マイク・マッカーシー | 1回 | パッカーズ |
| ジョン・ハーボー | 1回 | レイブンズ |
| ピート・キャロル | 1回 | シーホークス |
| ダグ・ペダーソン | 1回 | イーグルス |
| アンディ・リード | 1回 | チーフス |
| ブルース・エリアンス | 1回 | バッカニアーズ |
現在はラムズHC
ショーン・マクベイは2017年からロサンゼルス・ラムズのヘッドコーチをつとめています。
5年間で4度プレイオフに進出していますので、来年も期待しましょう!
2021年シーズンのNFLヘッドコーチ一覧
2021年シーズンのNFL各チームのヘッドコーチは以下になります。
| カンファレンス | 地区 | チーム | ヘッドコーチ | 年数 |
|---|---|---|---|---|
| AFC | 東地区 | ビルズ | シーン・マクダーモット | 5年目 |
| ドルフィンズ | ブライアン・フローレス | 3年目 | ||
| ペイトリオッツ | ビル・ベリチック | 22年目 | ||
| ジェッツ | ロバート・サレー | 1年目 | ||
| 北地区 | レイブンズ | ジョン・ハーボー | 14年目 | |
| ベンガルズ | ザック・テイラー | 3年目 | ||
| ブラウンズ | ケビン・ステファンスキー | 2年目 | ||
| スティーラーズ | マイク・トムリン | 15年目 | ||
| 南地区 | テキサンズ | デイビット・カリー | 1年目 | |
| コルツ | フランク・ライク | 4年目 | ||
| ジャガーズ | アーバン・マイヤー | 1年目 | ||
| タイタンズ | マイク・ブレイベル | 4年目 | ||
| 西地区 | ブロンコス | ビック・ファンジオ | 3年目 | |
| チーフス | アンディ・リード | 9年目 | ||
| レイダース | リッチ・ビサッチア | 1年目 | ||
| チャージャーズ | ブランドン・ステーリー | 1年目 | ||
| NFC | 東地区 | カウボーイズ | マイク・マッカーシー | 2年目 |
| ジャイアンツ | ジョー・ジャッジ | 2年目 | ||
| イーグルス | ニック・シリアニ | 1年目 | ||
| ワシントン | ロン・リベラ | 2年目 | ||
| 北地区 | ベアーズ | マット・ナギー | 4年目 | |
| ライオンズ | ダン・キャンベル | 1年目 | ||
| パッカーズ | マット・ラフルール | 3年目 | ||
| バイキングス | マイク・ジマー | 8年目 | ||
| 南地区 | ファルコンズ | アーサー・スミス | 1年目 | |
| パンサーズ | マット・ロール | 2年目 | ||
| セインツ | ショーン・ペイトン | 15年目 | ||
| バッカニアーズ | ブルース・エリアンス | 3年目 | ||
| 西地区 | カーディナルス | クリフ・キングスベリー | 3年目 | |
| 49ers | カイル・シャナハン | 5年目 | ||
| シーホークス | ピート・キャロル | 12年目 | ||
| ラムズ | シーン・マクベイ | 5年目 |
ショーン・マクベイが特筆した成績を収めたチーム
ショーン・マクベイが監督したチームで完成度が高かったチームを紹介していきます。
ラムズ(2021年シーズン)
ショーン・マクベイ率いるラムズが悲願のスーパーボウル制覇を達成した2021年シーズン。
シーズン開幕前に伸び悩んでいたスターターQBジャレット・ゴフを放出すると代わりにベテランQBマシュー・スタフォードを獲得。
シーズン途中にはLBボン・ミラーやWRオデル・ベッカムJr.などのスタープレイヤーを補強。
レギュラーシーズン12勝5敗でプレイオフに駒を進めました。
迎えたプレーオフではカージナルス、バッカニアーズ、49ersを粉砕し、スーパーボウルに進出しました。
スーパーボウルでは、ザック・テイラーヘッドコーチと若きQBジョー・バロウ擁するベンガルズと対戦。
終始安定した戦いぶりをみせ悲願のスーパーボウル制覇を達成しました。
ようやく日の目を浴びたQBスタフォードに加え、チームの中心DTアーロン・ドナルドやWRクーパー・クップ、移籍してチーム力をアップさせたLPボン・ミラーやWRオデル・ベッカムJrなどスター軍団でした。
ラムズ(2018年シーズン)
ショーン・マクベイ率いるラムズが最初にスーパーボウルに近づいたのが2018年シーズンでした。
レギュラーシーズン13勝3敗で第2シードを獲得。
プレーオフではカウボーイズ、セインツを粉砕し、スーパーボウルに進出しました。
スーパーボウルでは、ビル・ベリチックヘッドコーチとトム・ブレイディのコンビの前にあと一歩というところで敗れましたが、可能性を大いに感じたシーズンでした。
NFLレベルのQBとして一人前になったジャレット・ゴフやリーグ屈指のRBトッド・ガーリーといった攻撃陣に加えて、DTアーロン・ドナルドやLBコリー・リトルトンといった強力ディフェンスも揃ったバランスの良いチーム構成でした。
ショーン・マクベイの教え子は?
ショーン・マクベイの教え子として有名な選手をまとめました。
ジャレット・ゴフ
2020年シーズン終了をもって、ライオンズへトレードされたジャレット・ゴフ。
ショーン・マクベイ政権になってから4年間一緒に仕事をしたことになります。
4年で3度のプレイオフ進出、そのうち一回はスーパーボウル出場と大いに成長した4年間でした。
新天地での活躍に期待しましょう。
カーク・カズンズ
ショーン・マクベイがレッドスキンズのOCをつとめていた2014-2016年にレッドスキンズのQBだったのがカーク・カズンズでした。
2014年こそロバート・グリフィン三世がスターターをつとめた回数が多かったものの2015,2016年はカズンズがスターターとして奮闘していました。
クーパー・クップ
ショーン・マクベイ率いるラムズにおいて、着実に成長を遂げているレシーバーがクーパー・クップです。
マクベイがラムズのヘッドコーチに就任した2017年、同じくラムズへ入団しました。
着実に出場機会を果たし2019年には1000ydレシーブを達成、2020年も974ydのパスを受けるチームに欠かせないレシーバーです。
ロバート・ウッズ
クーパー・クップ共にラムズのレシーバー陣を牽引しているのがロバート・ウッズです。
2017年にビルズから移籍してきた当初はエースレシーバーとは言えませんでしたが、ラムズへ着たのち才能が開花。
2018年と2019年は2年連続で1000yd以上のレシーブを記録、クップと共にメインターゲットとして活躍しています。
アーロン・ドナルド
リーグ屈指のディフェンスタックルとして3度の最優秀守備選手賞を受賞しているアーロン・ドナルド。
ショーン・マクベイが就任する以前の2014年からラムズでプレーしています。
オフェンス陣が目立つラムズですが、ディフェンスの花形選手として今後もチームを引っ張る存在です。
ショーン・マクベイ以外の名将
NFLの現役ヘッドコーチには名将と呼ばれる人も多くいます。
そこで、ショーン・マクベイ以外の名将を紹介していきます。
ビル・ベリチック
名実ともに現役最高、後世に語り継がれるであろうヘッドコーチがペイトリオッツのビル・ベリチックです。
スーパーボウル優勝6度と圧倒的な実績を持ち、2019年まで長年GOATトム・ブレイディとNFL最強チームを率いていました。
アンディ・リード
2019年のスーパーボウルを制し、ネクストGOATとの呼び声高いパトリック・マホームズを育て上げたのがアンディ・リードです。
イーグルス、チーフスと強豪チームを率いてきた実績は十分で、今後マホームズと共に長期政権を作りあげる可能性を秘めています。
マイク・トムリン
スティールカーテンを長年統率してきたのが、マイク・トムリンです。
スーパーボウルを史上最年少ヘッドコーチとして制覇し、常に常勝軍団を作り上げてきた手腕は高く評価されています。
ショーン・マクベイが監督したチーム最後に
ショーン・マクベイは、これまで様々なチームを率いてきました。
年齢的にもかなり若く、今後も良いチームを生み出していくことでしょう。
また、既に後世に残る最高のチームと功績を挙げてきていますので、興味のある方はショーン・マクベイの今後の活躍に期待してください。

