ブルース・エリアンスは、NFLを代表するヘッドコーチです。
ですが、
・ブルース・エリアンスってどんな人?
・ブルース・エリアンスが作った最高のチームは?
など気になる方もいるでしょう。
そこで、今回はブルース・エリアンスが監督したチームや教え子などを紹介していきます。
ブルース・エリアンスの基本情報
ブルース・エリアンスはニュージャージー州出身のヘッドコーチです。
名前 | ブルース・チャールズ・エリアンス(Bruce Charles Arians) |
---|---|
出身 | ニュージャージー州パターソン |
生年月日 | 1952年10月3日 |
バージニア工科大出身
ブルース・エリアンスはバージニア工科大学出身です。
大学時代はQBとしてプレーしていました。
通算76勝
ブルース・エリアンスは暫定ヘッドコーチ時代も含めると2021年シーズン開幕前まででNFLレギュラーシーズン通算76勝を記録しています。
この数字は、歴代第62位タイの記録で今後も勝利を重ねることが予想されます。
順位 | 勝利数 | ヘッドコーチ名 | 主なチーム |
---|---|---|---|
1位 | 328勝 | ドン・シュラ | ドルフィンズ、コルツ |
2位 | 318勝 | ジョージ・ハラス | ベアーズ |
3位 | 280勝 | ビル・ベリチック | ペイトリオッツ |
4位 | 250勝 | トム・ランドリー | カウボーイズ |
5位 | 226勝 | カーリー・ランボー | パッカーズ、レッドスキンズなど |
6位 | 221勝 | アンディ・リード | イーグルス、チーフス |
7位 | 200勝 | マーティ・ショッテンハイマー | ブラウンズ、チャージャーズなど |
8位 | 193勝 | チャック・ノル | スティーラーズ |
9位 | 190勝 | ダン・リーヴス | ブロンコス、ジャイアンツなど |
10位 | 186勝 | チャック・ノックス | ラムズ、シーホークスなど |
ブルース・エリアンスが携わったチーム一覧
期間 | チーム | 役割 |
---|---|---|
1975-1977年 | バージニア工科大学 | Graduate assistant |
1978-1980年 | ミシシッピ州立大学 | WRコーチ兼RBコーチ |
1981-1982年 | アラバマ大学 | RBコーチ |
1983-1988年 | テンプル大学 | ヘッドコーチ |
1989-1992年 | カンザスシティ・チーフス | RBコーチ |
1993-1995年 | ミシシッピ州立大学 | OC |
1996年 | ニューオリンズ・セインツ | TEコーチ |
1997年 | アラバマ大学 | OC |
1998-2000年 | インディアナポリス・コルツ | QBコーチ |
2001-2003年 | クリーブランド・ブラウンズ | OC |
2004-2006年 | ピッツバーグ・スティーラーズ | WRコーチ |
2007-2011年 | ピッツバーグ・スティーラーズ | OC |
2012年 | インディアナポリス・コルツ | OC兼暫定ヘッドコーチ |
2013-2017年 | アリゾナ・カージナルス | ヘッドコーチ |
2019-現在 | タンパベイ・バッカニアーズ | ヘッドコーチ |
現在はバッカニアーズHC
ブルース・エリアンスは2019年からバッカニアーズのHCに就任しています。
2021年シーズンのNFLヘッドコーチ一覧
2021年シーズンのNFL各チームのヘッドコーチは以下になります。
カンファレンス | 地区 | チーム | ヘッドコーチ | 年数 |
---|---|---|---|---|
AFC | 東地区 | ビルズ | シーン・マクダーモット | 5年目 |
ドルフィンズ | ブライアン・フローレス | 3年目 | ||
ペイトリオッツ | ビル・ベリチック | 22年目 | ||
ジェッツ | ロバート・サレー | 1年目 | ||
北地区 | レイブンズ | ジョン・ハーボー | 14年目 | |
ベンガルズ | ザック・テイラー | 3年目 | ||
ブラウンズ | ケビン・ステファンスキー | 2年目 | ||
スティーラーズ | マイク・トムリン | 15年目 | ||
南地区 | テキサンズ | デイビット・カリー | 1年目 | |
コルツ | フランク・ライク | 4年目 | ||
ジャガーズ | アーバン・マイヤー | 1年目 | ||
タイタンズ | マイク・ブレイベル | 4年目 | ||
西地区 | ブロンコス | ビック・ファンジオ | 3年目 | |
チーフス | アンディ・リード | 9年目 | ||
レイダース | リッチ・ビサッチア | 1年目 | ||
チャージャーズ | ブランドン・ステーリー | 1年目 | ||
NFC | 東地区 | カウボーイズ | マイク・マッカーシー | 2年目 |
ジャイアンツ | ジョー・ジャッジ | 2年目 | ||
イーグルス | ニック・シリアニ | 1年目 | ||
ワシントン | ロン・リベラ | 2年目 | ||
北地区 | ベアーズ | マット・ナギー | 4年目 | |
ライオンズ | ダン・キャンベル | 1年目 | ||
パッカーズ | マット・ラフルール | 3年目 | ||
バイキングス | マイク・ジマー | 8年目 | ||
南地区 | ファルコンズ | アーサー・スミス | 1年目 | |
パンサーズ | マット・ロール | 2年目 | ||
セインツ | ショーン・ペイトン | 15年目 | ||
バッカニアーズ | ブルース・エリアンス | 3年目 | ||
西地区 | カーディナルス | クリフ・キングスベリー | 3年目 | |
49ers | カイル・シャナハン | 5年目 | ||
シーホークス | ピート・キャロル | 12年目 | ||
ラムズ | シーン・マクベイ | 5年目 |
第55回スーパーボウル優勝!
2020年シーズンはNFCチャンピオンシップでマット・ラフルール率いるパッカーズを下しスーパーボウルに進出。
スーパーボウルではアンディ・リード率いるチーフスに快勝し、第55回スーパーボウル優勝を達成しました。
左肩に記念タトゥー
ブルース・エリアンスは、チームがスーパーボウルを制覇したらタトゥーを入れると約束していました。
バッカニアーズは見事スーパーボウルを制覇しましたので、約束通り左肩の下あたりに優勝を記念したタトゥー入れたようです。
I’m a man of my word- “when we win the Super Bowl, I will get a tattoo” well I got mine and I love it!! #SBLV #superbowlLVchamps pic.twitter.com/SCmpFXEJ1T
— Bruce Arians (@BruceArians) March 30, 2021
スーパーボウル優勝経験のある現役ヘッドコーチ
2020年現在、現役のNFLヘッドコーチでスーパーボウル優勝経験があるのは下記のコーチ達です。
ヘッドコーチ名 | 優勝回数 | 優勝チーム |
---|---|---|
ビル・ベリチック | 6回 | ペイトリオッツ |
ジョン・グルーデン | 1回 | バッカニアーズ |
マイク・トムリン | 1回 | スティーラーズ |
ショーン・ペイトン | 1回 | セインツ |
マイク・マッカーシー | 1回 | パッカーズ |
ジョン・ハーボー | 1回 | レイブンズ |
ピート・キャロル | 1回 | シーホークス |
ダグ・ペダーソン | 1回 | イーグルス |
アンディ・リード | 1回 | チーフス |
ブルース・エリアンス | 1回 | バッカニアーズ |
ブルース・エリアンスが特筆した成績を収めたチーム
ブルース・エリアンスが監督したチームで完成度が高かったチームを紹介していきます。
カージナルス(2015年シーズン)
2019年シーズン以前にブルース・エリアンスがスーパーボウルに1番近づいたのが、アリゾナ・カージナルスを率いていた2015年シーズンでした。
この年は、13勝3敗でNFC2位と好順でプレイオフに突入、難敵パッカーズを降しましたが当時絶頂期のキャム・ニュートン擁するパンサーズに敗北し、NFCチャンピオンシップでストップとなりました。
当時の主力メンバーには、主戦QBカーソン・パーマー、WRラリー・フィッツジェラルド等実力者を揃えていました。
バッカニアーズ(2020年シーズン)
コロナ禍で行われた2020年シーズンでエリアンス率いるバッカニアーズは見事スーパーボウル制覇を成し遂げました。
チームのQBにGOATトム・ブレイディを招き入れましたが、コロナ禍の影響で満足にプレシーズンを過ごせず開幕戦を落とします。
それでも、シーズンが進むにつれて安定感が出てくると11勝5敗の成績でプレイオフに5位で滑り込み。
プレイオフではセインツやパッカーズ、チーフスといった攻撃的なチームを相手に打ち勝ち、スーパーボウル制覇を達成しています。
ブルース・エリアンスのQB育成力
ブルース・エリアンスは長年QBコーチやOCとして指導してきたことから、QBの育成に評判があります。
中でも、若かりし頃のペイトン・マニングやアンドリュー・ラックなどを育成してきています。
ブルース・エリアンスの教え子は?
ブルース・エリアンスの教え子として有名な選手をまとめました。
カーソン・パーマー
大学時代にハイズマン賞を受賞しながら、NFLで燻っていたカーソン・パーマー。
カージナルスへ移籍してきた2013年にブルース・エリアンスと出会い、見事2年連続のプレイオフ進出を果たすまでのQBへと変貌を遂げました。
ペイトン・マニング
ペイトン・マニングが1998年にドラフト全体1位指名を受けて入団したコルツのQBコーチが何を隠そうブルース・エリアンスでした。
そこから3年間ブルース・エリアンスはコルツのQBコーチをつとめ、史上最高峰のQBペイトン・マニングの礎を築きました。
ベン・ロスリスバーガー
スティーラーズの顔、ベン・ロスリスバーガーもブルース・エリアンスから指導を受けています。
2007年から2011年までブルース・エリアンスはスティーラーズのOCをつとめており、その期間ロスリスバーガーは彼と共に仕事をしていました。(当時のヘッドコーチはマイク・トムリン)
2008年シーズンのスーパーボウル優勝も一緒に経験しています。
アンドリュー・ラック
2012年ドラフト全体1位のアンドリュー・ラック。
彼もまたブルース・エリアンスの指導を受けた選手の一人です。
2012年シーズンにブルース・エリアンスはコルツのOCをつとめ、ラックの新人時代にプロQBとしてオフェンスを学ばせました。
ブルース・エリアンスが監督したチーム最後に
ブルース・エリアンスは、これまで様々なチームを率いてきました。
ですが、年齢的には引退をチラつく年齢が近づいてます。
ただし、既に後世に残る最高のチームと功績を挙げてきていますので、興味のある方はブルース・エリアンスの今後の活躍に期待してください。