ピート・キャロルは、NFLを代表するヘッドコーチです。
ですが、
・ピート・キャロルってどんな人?
・ピート・キャロルが作った最高のチームは?
など気になる方もいるでしょう。
そこで、今回はピート・キャロルが監督したチームや教え子などを紹介していきます。
ピート・キャロルの基本情報
ピート・キャロルはサンフランシスコ出身のNFLヘッドコーチです。
名前 | ピーター・クレイ・キャロル (Peter Clay Carroll) |
---|---|
出身 | カリフォルニア州 サンフランシスコ |
生年月日 | 1951年9月15日 |
パシフィック大学出身
ピート・キャロルは、コミュニティカレッジのカレッジ・オブ・マリンで2年を過ごした後、ディビジョンⅢ所属のパシフィック大学に転校しています。
パシフィック大学ではフリーセーフティとして活躍していたようです。
屋根用資材を売っていた
ピート・キャロルは大学卒業後、短期間ですが屋根用の資材を売っていました。
ですが、すぐに自分なっていないと感じ辞めたようです。
NFL通算145勝
ピート・キャロルは2020年シーズン時点でヘッドコーチとしてNFLレギュラーシーズン通算145勝を記録しています。
この数字は、歴代第21位の記録で今後も勝利を重ねることが予想されます。
順位 | 勝利数 | ヘッドコーチ名 | 主なチーム |
---|---|---|---|
1位 | 328勝 | ドン・シュラ | ドルフィンズ、コルツ |
2位 | 318勝 | ジョージ・ハラス | ベアーズ |
3位 | 280勝 | ビル・ベリチック | ペイトリオッツ |
4位 | 250勝 | トム・ランドリー | カウボーイズ |
5位 | 226勝 | カーリー・ランボー | パッカーズ、レッドスキンズなど |
6位 | 221勝 | アンディ・リード | イーグルス、チーフス |
7位 | 200勝 | マーティ・ショッテンハイマー | ブラウンズ、チャージャーズなど |
8位 | 193勝 | チャック・ノル | スティーラーズ |
9位 | 190勝 | ダン・リーヴス | ブロンコス、ジャイアンツなど |
10位 | 186勝 | チャック・ノックス | ラムズ、シーホークスなど |
ピート・キャロルが携わったチーム一覧
期間 | チーム | 役割 |
---|---|---|
1973-1976年 | パシフィック大学 | Graduate assistant |
1977年 | アーカンソー大学 | Graduate assistant |
1978年 | アイオワ州立大学 | 第2コーディネーター |
1979年 | オハイオ州立大学 | 第2コーディネーター |
1980-1982年 | ノースカロライナ州立大学 | DC |
1983年 | パシフィック大学 | DC |
1984年 | バッファロー・ビルズ | DBコーチ |
1985-1989年 | ミネスタ・バイキングス | DBコーチ |
1990-1993年 | ニューヨーク・ジェッツ | DC |
1994年 | ニューヨーク・ジェッツ | ヘッドコーチ |
1995-1996年 | サンフランシスコ・49ers | DC |
1997-1999年 | ニューイングランド・ペイトリオッツ | ヘッドコーチ |
2001-2009年 | 南カリフォルニア大学(USC) | ヘッドコーチ |
2010-現在 | シアトル・シーホークス | ヘッドコーチ |
スーパーボウル優勝
ピート・キャロルは、第48回スーパーボウルをシーホークスのヘッドコーチとして制覇しています。
スーパーボウル優勝経験のある現役ヘッドコーチ
2020年現在、現役のNFLヘッドコーチでスーパーボウル優勝経験があるのは下記のコーチ達です。
ヘッドコーチ名 | 優勝回数 | 優勝チーム |
---|---|---|
ビル・ベリチック | 6回 | ペイトリオッツ |
ジョン・グルーデン | 1回 | バッカニアーズ |
マイク・トムリン | 1回 | スティーラーズ |
ショーン・ペイトン | 1回 | セインツ |
マイク・マッカーシー | 1回 | パッカーズ |
ジョン・ハーボー | 1回 | レイブンズ |
ピート・キャロル | 1回 | シーホークス |
ダグ・ペダーソン | 1回 | イーグルス |
アンディ・リード | 1回 | チーフス |
ブルース・エリアンス | 1回 | バッカニアーズ |
現在はシーホークスHC
ピート・キャロルは2010年からシアトル・シーホークスのヘッドコーチをつとめています。
2021年シーズンの優勝を期待しましょう!
2021年シーズンのNFLヘッドコーチ一覧
2021年シーズンのNFL各チームのヘッドコーチは以下になります。
カンファレンス | 地区 | チーム | ヘッドコーチ | 年数 |
---|---|---|---|---|
AFC | 東地区 | ビルズ | シーン・マクダーモット | 5年目 |
ドルフィンズ | ブライアン・フローレス | 3年目 | ||
ペイトリオッツ | ビル・ベリチック | 22年目 | ||
ジェッツ | ロバート・サレー | 1年目 | ||
北地区 | レイブンズ | ジョン・ハーボー | 14年目 | |
ベンガルズ | ザック・テイラー | 3年目 | ||
ブラウンズ | ケビン・ステファンスキー | 2年目 | ||
スティーラーズ | マイク・トムリン | 15年目 | ||
南地区 | テキサンズ | デイビット・カリー | 1年目 | |
コルツ | フランク・ライク | 4年目 | ||
ジャガーズ | アーバン・マイヤー | 1年目 | ||
タイタンズ | マイク・ブレイベル | 4年目 | ||
西地区 | ブロンコス | ビック・ファンジオ | 3年目 | |
チーフス | アンディ・リード | 9年目 | ||
レイダース | リッチ・ビサッチア | 1年目 | ||
チャージャーズ | ブランドン・ステーリー | 1年目 | ||
NFC | 東地区 | カウボーイズ | マイク・マッカーシー | 2年目 |
ジャイアンツ | ジョー・ジャッジ | 2年目 | ||
イーグルス | ニック・シリアニ | 1年目 | ||
ワシントン | ロン・リベラ | 2年目 | ||
北地区 | ベアーズ | マット・ナギー | 4年目 | |
ライオンズ | ダン・キャンベル | 1年目 | ||
パッカーズ | マット・ラフルール | 3年目 | ||
バイキングス | マイク・ジマー | 8年目 | ||
南地区 | ファルコンズ | アーサー・スミス | 1年目 | |
パンサーズ | マット・ロール | 2年目 | ||
セインツ | ショーン・ペイトン | 15年目 | ||
バッカニアーズ | ブルース・エリアンス | 3年目 | ||
西地区 | カーディナルス | クリフ・キングスベリー | 3年目 | |
49ers | カイル・シャナハン | 5年目 | ||
シーホークス | ピート・キャロル | 12年目 | ||
ラムズ | シーン・マクベイ | 5年目 |
ピート・キャロルが特筆した成績を収めたチーム
ピート・キャロルが監督したチームで完成度が高かったチームを紹介していきます。
南カリフォルニア大学(2004年シーズン)
ピート・キャロル率いる南カリフォルニア大学(USC)が2年連続チャンピオンとなったシーズンが2004年シーズンでした。
プレシーズンからランキング1位をキープし続け、レギュラーシーズンを無敗で通過。
迎えたNo.2オクラホマ大学との全米優勝決定戦(オレンジボール)でも55-19と圧倒し2年連続の全米チャンピオンに輝きました。
当時のメンバーには、ハイズマン賞を受賞したQBマット・ライナート、翌年にハイズマン小を獲得することになるRBレジー・ブッシュなど大学チームとして傑出した戦力を誇っていました。
シーホークス(2013年シーズン)
ピート・キャロルがスーパーボウルを獲得したのがシーホークスのヘッドコーチとして4年目のシーズンでした。
このシーズンは、売り出し中の2年目QBラッセル・ウィルソンを中心としたオフェンスと強力ディフェンスを武器にレギュラーシーズンを13勝3敗で通過。
プレイオフではセインツ、49ersを下し、第48回スーパーボウルへ進出しました。
スーパーボウルでは歴代最高クラスのQBペイトン・マニング擁するブロンコスと対戦。
試合を通してブロンコスを圧倒し、スーパーボウル制覇を達成しました。
このチームにはQBラッセル・ウィルソンをはじめ、”ビースト・モード”の異名を持つRBマショーン・リンチやリーグ屈指のCBリチャード・シャーマン、プロボウル常連LBボビー・ワグナーなど豪華なメンバーが揃っていました。
ピート・キャロルの教え子は?
ピート・キャロルの教え子として有名な選手をまとめました。
ラッセル・ウィルソン
2012年からピート・キャロル率いるシーホークスの主戦QBとして長年プレーしているのが、ラッセル・ウィルソンです。
機動力に優れた小柄なモバイルQBですが、大きな怪我が9年間で0というタフさも持ち合わせています、
2012年にシーホークスへ入団してから9年間でプレイオフ進出を逃したのが1回という安定感も魅力のスタープレイヤーです。
リチャード・シャーマン
シーホークスのディフェンスの要として長年活躍していたのがリチャード・シャーマンです。
2011年にシーホークスに入団してから7年間、ピート・キャロルのもと輝いた選手でした。
シーホークス在籍中はCBとしてプロボウルに4度選出されています。
ピート・キャロルが監督したチーム最後に
ピート・キャロルは、これまで様々なチームを率いてきました。
年齢的には引退の文字もちらつく年齢ですが、数年は良いチームを維持してくれるでしょう。
また、既に後世に残る最高のチームと功績を挙げてきていますので、興味のある方はピート・キャロルの今後の活躍に期待してください。